エキストラクター(折れ込みボルト抜き) 折れる原因
エキストラクター(折れ込みボルト抜き)が使用中に折れる原因
エキストラクター(折れ込みボルト抜き)使用中に折れてしまうというケースが時々聞かれます。もちろん金属製品で熱処理がされているので、基本的には特性上折れる可能性はかなりある商品ではあります。
ではどのような原因で折れてしまうのか、動画も含めて解説させて頂きます。
エキストラクターが使用中に折れる2つの要因
まずは動画をご覧ください。
要因①
この動画は意図的に折ったものなのでちょっと不自然な所はありますが、一番ご覧いただきたいのは「折れたボルトは回っていないのにタップハンドルは静止位置から一定の角度まで回っている」という点です。 この捻じれが限界に来ると「物理的」に折れてしまう、これが最も多い原因になります。
要因②
次に折れる原因として挙げられるのは「焼き割れ品」の混入です。加工時に力が加わったところに熱処理することで稀に先端にクラックが入ることがあります。これを発見するために焼き割れがないか目視確認を行っていますが、完全に割れていないと目視では判断できない場合も多く流出してしまったケースがこれまでもありました。
熱処理硬度や熱処理炉を変更することで改善・対策を取ってきており現象自体は減っておりますが、万が一不備が発見された場合にはお手数ですがご購入の店舗様までご報告くださると幸いです。
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