エキストラクター(折れ込みボルト抜き)使用方法 動画
エキストラクター(折れ込みボルト抜き)の使用方法解説動画
口頭や文章で説明してもなかなか伝わりにくい所もありますので、簡単な動画を作成させて頂きました。ご参考され、1本でも多くのネジが除去できることを願っています。
エキストラクター使用方法動画の解説
用意するもの
- バイス、万力等
- エキストラクター
- タップレンチ
- ポンチ
- ハンマー
- 電気ドリル
- 適合ドリル
- 手袋
- 保護メガネ
※今回のネジはM8でドリルはφ3.2を使用しています。リード型エキストラクターは先端が尖っていますのでポンチの代わりに使用できます。
- 折れた被作物が小さいものであればバイス等で固定します。(作業時に動かないような場合は不要)
- エキストラクターの先端やポンチを使ってボルトのできる限り中心にセンターをモミつけます。
- ドリルをセンターに当てて、状況によりますが5mm程度の深さの穴をあけてください。
- キリ屑をエアブローやブラシ等できれいにします。(
- あけた穴にエキストラクターの先端を入れ、ハンマーで軽くたたきます。※注意1:エキストラクターは根元に行くほど太くなるので、強く叩きすぎると穴を広げてしまいネジ山を押さえつけてしまうので抜き取り難くなります。
- タップレンチ(タップハンドル)を角部分に差し込み、エキストラクターがネジに食いつくのを感じながら左に回します。※注意2:いきなり強く回すのではなく5度から10度ぐらいハンドルが動く範囲で捩じっては戻すを繰り返すようにして回していきます。
- 折れた時の力加減や固着状況によってはかなり硬いので、回す角度を徐々に大きくしていきますが30度を超えたところから折れやすくなりますのでそこからは自己責任でお願いいたします。
エキストラクターはHRC52°~58°の範囲で熱処理されていますが折れにくくするのではなく、刃先の食い付をよくするためと刃先のヘタリを防止するためのものです。
また、破損した場合や切り屑が飛散する場合があり危険なので、必ず保護メガネを着用してください。
この記事へのコメントはありません。