エキストラクター 取扱い上の注意
エキストラクターをお取扱いする上での注意事項
エキストラクターは比較的安価で折れたボルトを抜くことができる便利な商品ではあるものの、残念ながら必ず抜ける保証をするものではございません。錆で固着したボルト・強力に締め付けられたボルトやネジはエキストラクターの耐久力を超えているケースもあることから、破損につながる恐れがありますのでご注意ください。
- ※注1 下穴径はボルトのサイズや下穴深さ、ボルトの固着状況によって変化します。可能であれば下限より行って頂くことをお勧めします。
- ※注2 エキストラクターの焼入れ硬度はHRC55°~60°となっておりますが、作業中に破損しない為ではなくあくまでも刃先の摩耗を防ぐことが主目的です。硬度を上げることにより折れのボーダーラインは向上しますが無理な力(捻り)が加わった場合、硬度に反比例して靭性が低くなっていることから捻じれる前に折れる可能性がありますのでご注意ください。
- ※注3 折れを防止するにはタップハンドル等で回転させる際、折れたボルトは回っていないのにハンドルだけが動くのは捻り(ひねり)が加わっている状況です。破損する可能性がありますので無理に力を加えずにご使用を中止してください。
- ※注4 万一の破損に備えて保護メガネをご使用の上作業を行ってください。
- ※注5 パイプを抜く際にはパイプレンチよりもトルク荷重をかけることができない商品です。必要以上の力を加えるのは控えて頂きますようお願いいたします。