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外径研削加工

外径研削加工

センターレスによる外径研削加工

センターレスは社内で唯一の外径研削加工機になります。メインは工具製品熱処理後の軸研磨で、研削加工としての受注としては現在の所稼働はしておりませんが、将来的に余裕ができればロット棒などの研削加工も手掛けていきたいと考えています。


センターレスとは

円筒・円柱形状のワークの外径を研削加工する機械が「センターレス」で研削盤の一種です。センターレス研削盤は円筒研削になりますが、通常の円筒研削盤はワークの両端で支持するセンター穴が必要ですが、センターレスはセンターが不要であることから「芯なし研削盤」とも言われます。研削砥石(ハードタイプ・ソフトタイプ)・ブレード(支持刃)・調整砥石(ゴム製)で構成され、研削の芯高をブレードで調節し、調整砥石で受ける形で研削砥石でワークを挟み込んで研磨する動きです。普通ならワークは回転する研削砥石につられて回転しようとする力が働きますが、調整砥石による摩擦力で回転数が落とされる形になり、研削砥石よりも低速で回転する調整砥石のスピードと同じ回転をしようとすることで研削するというものです。

精度は状況によりけりでしょうが社内での使用だと±0.02ぐらいなら余裕で、突き詰めれば±0.01から±0.005あたりまでなら安定して出せそうな雰囲気です。今後は研磨についても技術を培っていきたいと思います。

エキストラクターの外径軸研磨加工をセンターレスに移行

エキストラクターの軸研磨はレジンダーというベルト式グラインダーを使用して1本づつ手で行ってきましたが、人手不足解消のため野水精機のNCB-50Ⅱを導入し自動供給装置を取り付けることで無人化できるようにしました。これについてはまだまだ課題もある為、供給装置の見直し(改造)も検討を進めています。